BearPanda’s blog

20代薄給OL、勝手気ままに生きております。

もう一人の母…姉?なサチさんとの思い出

こんにちは、ベアパンです。

 

本日は昔一緒に暮らしていたサチとの思い出を思い出してみようと思います。

サチは、私が赤ちゃんの頃にやってきて数年一緒に暮らしたワンちゃんで、柴犬系の雑種…?(たしか)です。

 

たまたまお題を見つけて、不思議なくらい彼女との色々な思い出が蘇ってきたので、書き残しておきたいなと思いました。

ほぼ母の思い出と言えなくもないですが、母が語ってくれた思い出を交えて書こうと思います。

 

サチは、私が生まれてから少したった頃に我が家にきた…はずです。

何せ私が物心つかぬうちにきた子だったので、母からの伝聞しかなく朧げな部分も多いです。。

 

元々、サチは母の父が飼うといって唐突に引き取った子だったのですが、まぁ、なんといいますか私の祖父はなかなか自分勝手で飽きやすい性質だったため、いっときの衝動でもらってきた犬にはもちろんすぐに興味を失ってしまいました。

 

我が身内ながら無責任でお恥ずかしい限りなのですが、とにかくその様子を見た母は散歩にもろくに連れて行ってもらえていないサチに申し訳ないと思い、引き取ることにしたそうです。

 

当時我が家には生後間もない私と、母と、ろくでもない父が住んでいました。

家計は火の車で、出産間もなくから母は働きどおしの日々でしたが、早く家に帰れた日には私を抱っこしてサチを散歩に連れ出していました。

 

サチは引き取ったころから既に成犬間近だったこともあるのか、大人しくて謙虚な子だったようです。

 

少し困ることと言えば、何故かサチは珈琲が大好きで、少し目を離すと母の飲みかけのコーヒーカップに鼻先を突っ込んでしまうそうで、そのたび慌ててカップを母は取り戻すのでした。

 

それ以外は本当に良い子で、踏んだウンチに気付かず家に入ってしまってウンチの足跡の前でしゅんと項垂れていたり、

 

舐めると母に怒られるので近づき過ぎはしないものの、30センチほどの距離で毎日飽きもせず赤ちゃんの私をじっと不思議そうに見つめている姿に、もともと特別犬や動物が好きなわけでもなかった母ですが、ふっと肩の力が抜けたそうです。

 

そしてそんな母やサチに見守られながら私もすくすくと成長し、2歳ごろになると、このくらいから私の記憶にもサチの姿がおぼろげに映り始めます。

 

2歳の私は馬の形の遊具が好きで、何かと乗るのが好きだったようで。

2歳児から見ると立派な体躯の中型犬のサチも、恰好の獲物です。

 

遊具とは違い、触れると柔らかくて暖かいサチは私に執着されて付きまとわれ、嬉しいような、でもサチから構うと母の目が飛んでくるという遠慮により、ハイハイ混じりに追いかけてくる私から困ったようにうろうろと逃げ回っていました。

 

サチに乗り上げると流石に母は私を持ち上げて離すのですが、母が近くにいないとき、何故かサチは私が乗りたそうにすると、ぺったりと身体と頭を伏せてどうぞと背中を私の目線に合わせてきました。

そして喜んで私がサチに抱き着きながら乗ると、母がやれやれと私を持ち上げて、それを見たサチはスクっと立ち上がって、のんびりゆるりゆるりと尻尾を振るのでした。

 

そんなこんなで平和に暮らしつつ、私がさらに成長して4歳くらいになったころ。

 

母は周りの人間たちの自分勝手さや私を一人で守らないといけないというプレッシャーが降り積もり、ため息をつくことが増えていました。

 

身勝手でろくでもないことばかりしてくる父にMaxでストレスが溜まり爆発しそうだったある日、ふと父が私に触れようとした瞬間があったそうです。

 

DVだとかしてくる父親ではなかったので、悪意などない気が向いただけの触れあいのつもりだったとは思います。

しかし日頃身勝手な行動ばかりしている父が私に触れることに母が無性に嫌悪感を感じた瞬間、サチが私と父の間に割って入りました。

 

普段からあまり吠えることなくおとなしいサチでしたが、その時は静かに割って入り、私を背にして、父に向かって小さく「わんっ」と吠えたそうです。

 

父は不思議そうに頭をひねってサチを避けて私を抱き上げようとしましたが、サチはそれも上手く遮り、私の袖を咥えて母のもとへ連れて行きました。

 

母が私を抱き上げるとゆるりと尻尾を揺らして、ゲージに戻り伏せて目を閉じたそうです。

 

これだけのことですが、母はとんでもなく救われた気持ちになったそうです。

 

お人好しでなかなか人を見限れない母でしたが、犬のサチでも自分の気持ちを汲み取って行動してくれるのに、人には追い詰められるばかりだとその時感じ、吹っ切れたそうです。

 

その後すぐ妹が生まれ、気持ちを切り替えた母は父と離婚しました。

 

しかしそのころ、唐突に祖父がサチの引き取り手を見つけてきたと言い出しました。

 

もちろん母は何故急にと怒りましたが、現実問題、5歳児と赤ん坊を抱え、朝晩ずっと働いていた母は余裕がなく、散歩もつれていけない状況になりつつありました。

 

祖父が探してきた引き取り手は裕福な夫婦で、子供が大きくなったので、成犬を引き取って一緒に暮らしていきたいとのことでした。

引き取り手の事情を聞いた母は、自身の現状を顧みて、サチを引き取っていただいたそうです。

 

その後、首にバンダナを巻いた相変わらずのんびりとした様子のサチの写真が届きました。

母は割と動物に対してもドライで、動物の可愛い動画など見ても「かわいいねー」とから返事で終わる人なのですが、今でもしれっとバンダナを巻いたサチが冷蔵庫に貼ってあります。

先日、24年選手の冷蔵庫が壊れて現在は二代目の冷蔵庫なのですが、その際にも母は写真を移動して、また貼りなおしていました。

 

その姿を見つつ、私もたまに写真をみて、「あの頃の一人きりだった母のそばにいてくれて、ありがとう」と伝えています。

 

ふと思い出した、私が小さいころ一緒に暮らしていた母でありお姉ちゃんであるワンさんとの思い出。おわり。

 

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