BearPanda’s blog

低収入母子家庭育ちですが、勝手気ままに生きております。

薄給娘の親孝行

こんにちは、ベアパンです。

 

先日、2泊3日で広島旅行へ行ってきました。 

 

ただの旅行ではなく、私にとっては親孝行社会人編第一弾です。

 

普段奨学金や進学などメインで書いてますが、

本記事では親孝行の思いつきから、達成まの道のりを書いて行こうと思います。

 

『薄給(基本給19万) / 奨学金返済中(300 万) / 社会人2年目 / 母子家庭育ち』

 

の親孝行にご興味ありましたら、ぜひ覗いていってください<(`・ω・´)

 

 

親孝行第一弾~社会人編~

 

今まで、学生ができるような親孝行はある程度してきたと思います。

 

お金のかからない手紙やマッサージから始まり、バイトを始めてからは誕生日やクリスマスにプレゼントを渡していました。

 

しかし、丁度母が50歳を迎える誕生日のお祝いを考えていたときのこと、社会人らしい親孝行をまだできていないなとふと気がつきました。 

 

半世紀という節目ということもあり、何か特別なプレゼントをしたい!と考えました。

 

50歳になり、子育てもひと段落して、少し肩の荷を下ろすことができた母にとって最良のプレゼントはなんだろうか。

 

ある程度の年齢を重ねているとモノのプレゼントはなかなか響きづらいので、より思い出に残るもの、

 

そして、願わくば、母の今後の人生に活力を与えてくれるものをと考えていました。

 

どんな親孝行にしよう

 

私の母はなかなかの苦労人です。

 

幼少期、学生時代、成人、結婚生活、子育て、全てにおいて苦労がなかったときが殆どなかったのではないかと思うような人生です。

 

私に同じ失敗をしてほしくないと、母は私によく自分の経験を話して聞かせてくれます。

 

そのため、母の心身の状態や考え方、価値観など、理解できることが多いと思っています。

もちろん、100%は分かりません。

しかし、母の気持ちに寄り添えるくらいには、母と私はたくさん過去から現在まで対話を重ねてきました。

 

子育てという最後の踏ん張りどころをやりきり、燃え尽きたような今の状態もなんとなく理解することができるからこそ、私は母の力になるようなプレゼント選びに悩んでいました。

 

 

親孝行のヒントgetから即決!目標設定へ

 

そしてある時母と「厳島神社行ってみたいね〜」「そうだねぇ」と他愛のない会話をしているときにふと気づきました。

 

(あれ、私少し頑張れば母を連れて行くことができるのでは?)と。

 

母は今まで、自分のためだけに時間やお金を費やす、ということをあまりにしてこなかった人です。

だからこそ、その時間とお金、そしてそのときに感じる幸福感や充実感をプレゼントできたら素敵かもしれないと思いました。

 

早速母に要望を聞き、具体的な目標をたてました。

 

目標

 

<母の要望>

1.厳島神社は行きたい!

2.2泊3日だとのんびりできていいなぁ

3.温泉はいりたいな

4.新幹線で駅弁は旅っぽくて楽しいよね

 

≪予算プラン≫3人分

・温泉のあるホテル(宮島に近いホテル)

4万

・安めのホテル(広島市内ホテル)

1.5万

・新幹線

約12万(3人×往復料金)

・食事観光代

5万

 

余裕をもって、25万円の積立が目標となりました。

 

時期は紅葉の季節が良いとのことで、2023年の10月〜12月の間で旅行を実行することを目標としました。

 

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2022/11月 目標設定!25万積立!

2023/11〜12月 LETS旅行!

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サプライズも考えましたが、やはり旅行に行くまでの時間も楽しんでもらいたいという思いから、旅行プレゼントを私は直ぐに宣言しました。

 

 

積立開始

≪2022年11月時点:積立目標≫

約1年で25万

・10000/月

・80000/ボーナス×2

 

月1万の積立でも、ボーナスを駆使して1年かければなんとか捻出できると計算を立てて、親孝行積立が去年の11月、始まりました。

 

※今回、50歳のお祝いにしたいという思いから焦りがあり、ボーナス中心の少し無理のある積み立てスケジュールを組んでしまいましたが、一番安定しているのは月々の給料から積み立てるスケジュールですね。

 

不測の事態

私は基本給19万で、手取りは15〜16 万ほどです。

しかし私が7月に配属されたチームはどんどん残業が増えていき、月の残業時間が45時間を超えることもありました。

 

そのため、手取りは15〜16万ほどなのですが、残業代がつくことによって、平均20万ほど、多いときはさらにプラス数万円ほどの手取り額になることもありました。

 

11月に積立を開始したときも、貯めることは余裕でできるなと正直考えていました。

 

しかし、残業代を稼ぐほどお金にルーズになってしまい、オフィスにあるコンビニに同僚と入り浸ることが増え、飲みの席も増え、残業代がプラマイ0になる月も多くありました…。

 

それでもチームの業務が終わる目処は立っていないし、もうしばらくは残業続きだし、ぐっと貯めて、パーと有給とお金を使おう!と思っていた矢先、

 

残業時間過多状態が常態化している現状を改善しなければと会社から新たな体制づくりが始まり、私の残業は唐突に今年の8月からほぼ0になりました…。

 

そこからガクッとお給料が下がり、というよりも本来の手取り15万ほどに戻りました。

 

あまりにも唐突に残業ゼロになったので、家計簿が混乱し、積立が一時ストップしました。

 

それでもなんとか10月に立て直し、目標の積立額より少し減って23万の現金積立が11月分給与込みで完了したので、無事旅行を実行することができました。

 

残業代をあてにするのはやめようという苦い教訓になりました…

達成!いざ広島

ホテル選びはなかなか苦戦しました。

母の要望に温泉がありましたが、広島、宮島に近くて温泉のあるホテルがなかなか見つけられず、やっと見つけた施設を楽天トラベルで予約しました。

 

さらに楽天ふるさと納税が利用できることを発見し、ちまちまとポイントバックを狙いました。※2万円の寄付で6千円分の宿代がキャッシュバックされました。

 

新幹線はスマートEXを利用して事前に購入し、妹と母それぞれのSuicaに紐づけました。

(とっても便利ですねこれ)

こちらも早割狙いだったのですが、席が空いておらず、ほぼ通常価格だったと思います。

 

そんなこんなでギリギリ旅行の手はずを整えることができ、無事実行することができました。

 

新幹線で駅弁を食べ、広島市内をめぐり、厳島神社へ行きました。

なぜか3日目にはタクシーのおじさんに山口県に連れていかれたりもしましたが…(錦帯橋素敵でした!)

 

のんびりと、しかし溌剌にあちこち見て回る母を見ることができました。

 

おわりに

正直、社会人2年目で薄給の私が、何十万単位のお金を使った親孝行はまだ早いかもしれないと考えたこともありました。

 

しかし、強く大きく見えていた母の背が小さく見えるようになってきたこの頃。

 

母が元気なうちにできることをやったほうが良いと判断し、そして、少しでも楽しくこれからの人生を歩んでくれるきっかけになればという思いで、親孝行を計画しました。

 

「もういつ死んでも悔いはない」と本気交じりによく口に出すようになった母に切なさともどかしさを感じていました。

 

しかし旅行後、「いろいろ行ってみるのもいいね、御朱印集めでもしてみよっかな」と人生の娯楽に前向きな言葉が出るようになったことで、私の親孝行の目的を少し果たせたかなと思います。

 

本記事はここまでとさせていただきます。

 

厳島神社 干潮時]
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