こんにちは、ベアパンと申します。
本日は社会人2年目(2024/4から3年目)の私の、お仕事を選んだ時のことについてお話してみようと思います。
就活の際、私はどの会社に入りたいかという以前に、
何を軸に将来の仕事を決めようか、ギリギリまで定まっていなかった人間です。
自分なりに迷いつつ、最終的にはひとまず
”自分の好きなことを仕事にしない”
と決めました。
この判断には、積極的・消極的両方の理由があります。
本記事では、”自分の好きなことを仕事にしない”と決めた理由と、2年たってみての所感。
そして私なりに考える好きなことを仕事にしないが向いてる人について書いてみようと思います。
自分の好きなことを仕事にしない!
私の好きなこと
・本
・美術、美学
・紙、雑貨
好きなことを仕事にするとしたら…
編集者/学芸員/図書館司書/印刷関連会社 等
ポジティブな理由
・好きなことを嫌いになりたくない
→私の性質(根気無し・できないと逃げる・飽きる)
→綺麗な、”私の”好きな部分だけ見ていたい享受していたい
・新卒よりも中途の方が採用可能性が高そう
→募集要項を見て、社会人経験があった方が重宝されそうだなと感じました。
私の卒業した大学のブランド力はそこまでないので、あまり新卒カードが私の希望の業界に強みとは思えませんでした。
・会社が合わなかったらすぐに変えられる
→無意識の枷がなくなる
「好きだから耐えられる!」という考えが、無意識のストレスに…。
これは私個人の性質ですが、ドラマチックな思考は、客観的な判断を拒む傾向があると分析していました。
・安定した生活が手に入る
→私の好きなことを仕事にすると、それらの仕事は大抵不安定な業種でした。
非正規メイン、平均年収が異様に低い…など
・私生活とメリハリがつく、切り捨てられる
→好きなことによって仕事とプライベートが延長線上に繋がるのは嫌だった。
好きなものをみて仕事的な発想を得るよりも、より感性的な発想を大事にしたいと思いました。(もちろん仕事目線もそれはそれで新しい発見ありそうですが、束縛感があるのがなんとなく嫌でした。)
→無理に仕事を好きにならなくていい。
仕事は仕事と割り切ることで、諦めがつく(ちょっとした完璧主義者にもよいかもしれません)
好きなことは100パーセントを目指したくなってしまうゆえに、きっと仕事も要領よくこなせなくなってしまうと思いました。
ネガティブな理由
・そもそも雇ってもらえない…
→経歴がないと難しい職
安定を求めると大手会社や研究者として大成する…という目標になってしまいます。
私は大手に入るようなポテンシャルも、研究者として大成するまでかける時間も能力もありませんでした。
・就活をしたくない
→面接や履歴書、筆記試験など全てが苦痛でした。
人とコミュニケーションが取れないわけではないのですが、スーツを着て面接を受けに行ってという一連の流れが本当に苦手でした。
合否がでて落とされると、必要のない人間と思われてるような感覚になるのも就活への嫌悪感の根本かもしれません。
他者や社会から評価されるということが苦痛だったのかなと。
社会人2年目所感
概ね満足しています。
自分の条件に叶った会社に入れたので、仕事上も私生活も、ほどほどに充実しています。(給料ちょっと低いけど…)
〇ストレスフリーな理由
・仕事とプライベートが明確に分かれていること
全く興味のない業界の仕事をしているので、プライベートで仕事のことを思い出すきっかけがあまりありません。
・無駄に会社付き合いをしなくていいこと
私の勤める会社は大手ではありませんが従業員数がとても多いです。
そのためか、会社規模の新人歓迎会や懇親会などもほとんどありません。
・嫌なことを避けれること
(もちろんやるべきことはやりますが、優先度の高くない嫌なことを切り捨てれます)
好きなことはあれもこれも欲張りがちですが、興味がないので必要以上に肩に力が入りすぎないです。
・基本定時で、自分の時間が多いこと
もともと趣味に大きく時間をかける方でもないので、定時後の時間や休日があるだけで、わりと私の時間は充実します。
私の就職条件(おまけ)
・基本給19万以上
働いてみて、20以上はあったほうがいいなと実感しております…
・昇給/ボーナスあり
基本給低めに設定していた分、期待値は確保しておきたい
・関東勤務
地方転勤有りも別にいいかなとは思ってました
・年間休日125日以上
土日祝日/お盆/年末年始に気兼ねなく休みたい
・事務/総務系
会社が変わっても求められるものもあまり変わらなそう
・ゆるめの雰囲気の会社
なんとなく。マナーとかバチバチだと疲れそうで
・実家から1時間以内の通勤距離
結構大事だなと社会人になってから実感してます
・資格手当/補助あり
ご褒美がないと自発的に自分を磨けないので…
好きなことを仕事にしないが向いてる人
人生かけたいほど好きじゃない人は、それを仕事にしない方が無難かなと。
仕事を好きなことにすると、必然的に人生ほとんどが好きなことで埋め尽くされます。
思っている以上に、社会人は仕事に当てる時間が人生の割合を占めています。
しかも仕事って義務的・事務的な側面を持っています。
もしかしたら、せっかくの好きが、”嫌い”になってしまう可能性も大いにあるのです。
そんなに割合占めているなら、なおのこと好きなことをしていた方がいいんじゃない?と思う人もいるかと思います。
しかし私は好きとずっとそばにいることが、必ずしも良いとは思えません。
私は「好きなもの」があること、「好きでい続けられる」こと、これらが当たり前にあるものだとは思っていません。
好きはとても貴重なものだと考えています。
だからこそ、慎重に、自分の”好き”を大切にしたいと考えました。
好きに人生の時間を捧げるか、好きを大切にするためにほどよく距離感をたもつか、後者が良いと思う人は、好きを仕事にしないことが向いているかもしれません。
仕事にして、人生かけて、それでも足りない!飽きない!追求できる!と思う人は、問答無用で好きを仕事にしましょう。
そんな好きに出会えたのなら、人生を捧げることがその人に幸せに繋がることでしょう。
しかし、好きなことについて感情が高ぶりすぎたり、情緒乱される人は、ぐっとこらえながらある程度距離感を保った方が良いかもしれません。
好きに仕事もプライベートも捧げると、24時間365日ふりまわされることになります。
精神を落ち着かせるための、好きといったん離れる時間を仕事にあててみるのもいいかもしれません。
長くなりました。
本記事はいったんここまでで。